世界の米料理 

世界各国のお米をつかった料理
①朝鮮半島
②中国
③フィリピン
④インドネシア
⑤ヴェトナム
⑥タイ
⑦インド
⑧イラン
⑨トルコ
⑩イタリア
⑪ギリシャ
⑫スペイン
⑬イギリス
⑭ロシア
⑮西アフリカ
⑯マダガスカル
⑰アメリカ
⑱メキシコ
⑲ペルー
⑳ブラジル
①朝鮮半島
ピビム・パプ(五目飯):ご飯に色々な具をのせて、スプーンで混ぜながら食べる。好みでコチュジャン(唐辛子味噌)を添える。ピビムは混ぜる、パプはご飯の意。
粥(かゆ):松の実、ごま、小豆、あわび入りなど粥(かゆ)の種類も多い。

②中国
炒飯:中国各地で見られるごく一般的な料理。
粥:南方では、油条(ヨウテイァオ 揚げたパンのようなもの)を添えることも。
鍋巴(クォーバ):おこげ料理。鍋底に残ったご飯をつぶして焼いたものを乾燥させ、それを油で揚げてあんをかけたもの。四川、江蘇料理。


③フィリピン
パエリャ:かつてスペインの植民地であったことから、パエリャが入ってきたが、色や風味付けにはサフランでなくて、ターメリックや紅茶を使い、米ではなく白いご飯を炒めるなどアレンジされている。


④インドネシア
ナシ・ゴレン:炒めご飯。ナシはご飯、ゴレンは油で調理したものの意。上に揚げた玉ねぎ、目玉焼きか薄焼き卵の細切りなどをのせたりする。味付けはケチャップマニス(甘いしょうゆ)やサンバル(唐辛子を主体としたペースト状の調味料)など。


⑤ヴェトナム
コム・ディア:ご飯におかずをのせたもの。コムはご飯のこと。牛肉とパイナップル炒めのご飯、揚げ魚と卵焼きのせご飯など。


⑥タイ
カオ・パット:炒めご飯。カオはご飯、パット(またはパッ)は炒めるの意。えび入り炒飯、パイナップルいり炒飯など。味付けはナムプラー(魚醤油)やカピ(えびを発酵させた調味料)など。フライドエッグ、細ねぎまたはにら、レモンなどを添えることも。


⑦インド
プラオ、ビリヤニ:プラオ(ピラウとも)は米を肉や野菜とともにスパイスを入れて炊きあげたもの。ビリヤニはプラオの一種で、もともとはラムを炊き込んだものだが、最近はとり肉や魚を使うことも。どちらもインド中央部の料理(この地域にはイスラム教徒が多くイスラム文化の影響も多い。)


⑧イラン
ラム肉と豆のポロウ:ポロウとチェロウという代表的なご飯料理があり、ポロウはピラフのこと。上にのてる黄色いご飯は、サフランで色づけしたもので飾り的に散らす事が多い。チェロウは油と塩だけで味付けしたご飯で、煮込み料理などをかける。  ★プラオ(pulao)またはピラウ(pillau)、ポロウ(polow)はいずれも語源的には近い言葉である。


⑨トルコ
ドルマ:詰めもの料理の総称。一般的なドルマは、ぶどうの葉で、米、ひき肉、玉ねぎなどを混ぜたものを包んで煮た料理。ピーマン、トマト、なすなどに詰めることもある。トルコだけでなく、ギリシャをはじめとしたバルカン諸国、ハンガリーなどでも類似の料理がみられる。


⑩イタリア
リゾット:炒めた米にブイヨンを少しづつ加えて、やや芯のあるくらい(アル・デンテ)に仕上る。
ライスコロッケ:冷やご飯またはリゾットに卵をまぜ、中にチーズなど入れて丸めて作る。

⑪ギリシャ
ドルマダキア:米とひき肉をぶどうの葉の塩漬けで包んで煮込み、温かいうちにレモンソースをかけたもの。ひき肉を入れずに、米などを包んで煮たものを冷ましてソースをかけたオードブルもある。


⑫スペイン
パエリャ:本来は野外料理で、サフランとオリーブ油は必須。名の由来は使う鍋がパエレラと呼ばれることから。ブァレンシア地方は米どころで、米を使った料理がいろいろある。
アロス・コン・レチェ:米のミルク煮。米を牛乳と砂糖で煮たデザート。アロスは米、レチェはミルクの意。


⑬イギリス
ケージャリー:燻製(くんせい)のたらと米のカレー煮。レンズ豆と米で作るインド料理に、イギリス人がたらを加えてアレンジしたもの。


⑭ロシア
ウズベク風パロフ:パロフはピラフのこと。ラム肉などを煮たところに米を加えて炊く。


⑮西アフリカ
ジョロフ:肉とトマトなどの野菜を唐辛子をきかせて煮込み、ご飯に混ぜた料理。


⑯マダガスカル
ブァリ・ラヌー:ご飯を食べた後、おこげがついている釜(かま)に水を加えて煮る、おこげのスープ。バァリは米の意。


⑰アメリカ
ジャンバラヤ:パエリャが原型のクレオール料理のひとつで、ニューォリンズの名物料理。具はハム、トマト、玉ねぎ、ピーマン、肉、魚など。料理の名前はフランス語のハムを意味するジャンボン(ja-mbon)から来ている。


⑱メキシコ
アロス・ア・ラ・メヒカーノ:メキシカンライス。米をきつね色になるまで炒め、トマトやにんじんの野菜を加え、スープを入れて蒸し焼きにしたもの。


⑲ペルー
アロス・コン・ポヨ:とり肉のピラフ。南アメリカはかつてスペインの植民地が多かったことから、スペイン風の米料理が多い。スペイン語でアロスは米、ポヨは鶏肉のこと。


⑳ブラジル
ピッキー飯:ピッキーの実(ブラジル特産の木の実)をきざんで炒め、塩、米、湯、を加えて炊く。











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