十和錦について とおわにしき 表紙に戻るには
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このページは十和錦について説明しています

十和錦とは?
 お米のおいしさは、
甘さや深みと言った「風味」であり、
シャリ感やもちもち感などの「食感」であり、
白さやつややかさなども含めた味覚をまとめた評価です。

十和錦もお米ですから総合的な評価として美味しいお米であるといえます。
味覚や食感や見た目の良さははもちろんのこと、香り米のクセである強い香りも不自然な香りとは
思いません。香り米を楽しまれている方も十和錦を試されていないのでしたら、ぜひ一度ご賞味ください。

 香り米の中には、混ぜる事でお米の美味しさを損ねるお米もあります。
お米自体が美味しい「香り米 十和錦」は美味しいお米に独特の香りが付いているお米です。
十和錦データ
来歴
十和錦は自然交配種で、「黄金錦」と在来種の香り米「ヒエリ」を十和村の上山岩雄さんが育成しました。
十和錦の名前は育成地の十和村から来ています。


(来歴系図)
農林22号は昭和18年育成・育成場所兵庫県農試
黄金錦は昭和26年育成・育成場所愛知県農試稲橋試験地
ヒエリは在来品種で元県教諭の近藤日出男さんが発見普及
十和錦は昭和32年育成・育成場所個人上山岩雄さん高知県


特徴1  
香り米は「2-アセチル-1-ピロリン」(2-acetyl-1-pyrroline (以下2AP))が含まれ、炊飯により独特のポップコーンのような香りがします。個人差はありますが、慣れると好ましい香りとなります。

 2APの含有量は稲穂の出穂後4週間程度でピークになりその後減少します。登熟時の気温が低い場合は高い場合に比べ2APの含有量が多くなり、かつその後の減少も少なくなります。
2APは香り米のおいしさの要素であり、その量の違いはおいしさの違いとなります。香り米のおいしさ、出来不出来は、栽培地、栽培時期など作り手の判断に多く依存しています。

炊き方
 十和錦だけで炊いてご飯にして食べる方法とご家庭のお米に十和錦を混ぜて炊飯する方法があります。

 高知県のお米屋さんや農家さんのお話では、最初のうちは香りが強すぎて食べにくいので混ぜて
食べる事を薦めておられます。「香り米を食べるぞっ!」と気合を入れて挑戦するなら十和錦100%で
良いと思います。香りが部屋全体を包み込み、香り米体験が存分に味わえます。
立ち込めた香りとウラハラにお米自体は美味しいご飯になっています。

食べ方
 香り米のメッカ四万十川周辺地域では「毎日のご飯はすべて香り米」ということで、
ごはん、おにぎり、どんぶりはもちろんカレーライスも香り米(!)のほうが美味しく感じる
そうです。
 香り米ご飯をどの米よりも美味しく感じられるかは習慣性の部分が多分にあります。
どのお米にしても好みは十人十色ですから、ひょっとしたら初めからすごく美味しく感じる人も
おられると思います(逆の方もおられるでしょうが・・)。
バリエーションで香り米をご利用いただければ食卓が盛り上がるかも知れませんね。
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