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十和錦について書いています(全文はこちらをご覧ください)
ある日のことでした。高知県の中村市でお米を扱っておられる鴨居さんからご連絡をいただきました。「当方で扱っているお米を見て欲しい」と、お話をいただいたのです。
(中略)
早速、十和錦について追加説明を求めました。
「どうして、このお米を作っているのですか?」
(中略)
心待ちにした返答が届きました。
「なぜ香り米を作るのか?」という問いに、客観的な答えを見つけようとされたのでしょう、鴨居さんはご自分でご近所、知人など大勢ににインタビューをしてくださっていました。
なぜ香り米を食べるのですか?香り米のどこがおいしいと感じますか?と一人一人に聞いて回ってくださったのです。
「こちらではカレーでもおにぎりでも香り米を使う。スーパーには売っていないので農家じゃない人は米屋でわざわざ香り米を選んで買う。
ほかにどんな米があるとかないとか、土佐の料理に合うとか、どこで食べればおいしいとかではなくて米自体をおいしいと感じるのです。
だから食べるのです。だから作るのです。」と。
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