香り米について 表紙に戻るには
この文字をクリックしてください
このページは香り米全般について説明しています

香り米は高知だけのお米ではありません。
数十年前までは、日本のあちこちで作られていました。
今でも東北地方や和歌山県の一部では食習慣が残っています。
品種改良されて新しく登場する香り米もあります。
また、中国やタイ、ベトナムなど東南アジアでは
いろんな香り米が栽培されており、
アメリカにおいてもアロマティックライスとして栽培されています。

どのように食べるかは食べる人の自由ですが、
香り米には香りが強く普通の米に混ぜて炊くことを前提としたものと、
そのまま炊いて食べるものがあります。

ヒエリ(日本) 在来種(開発された稲ではなく元々あった稲)で西日本で育成した香り米のルーツになっている香り米です。
香りが強いのが特徴です。高知県で多く栽培され、うるち米、もち米など全ての在来種で日本で一番多く栽培されている米でもあります。
普通のお米に少量混ぜて炊飯します。
さわかおり(日本) ヒエリと黄金晴の交配種で1987年高知県農業技術センターで育成。ヒエリの香りと黄金晴の特性を掛け合わせたお米です。
沢の水で育ったことから命名されました。香りが強く、ヒエリよりも粘りやご飯粒のつやが良いのが特徴です。
普通のお米に少量混ぜて炊飯します。
みやかおり(日本) 宮城県古川農業試験場で品種改良された新形質米です。この品種は、宮城県古川農業試験場で、在来種の「岩賀」に「奥羽282号(後のハヤヒカリ)」を昭和47年に交配して育成された固定品種です。
ふつうのお米に少量混ぜて炊飯します。
はぎのかおり(日本) 「みやかおり」をさらに品種改良したものです.
名前の意味は、“米の美しさと上品な香りを代表的な秋の花である萩に例えたこと”を表現しています。香り米品種の「古2986(みやかおり)」と、中生、強稈、多収の「東北125号」を、1981年に宮城県古川農業試験場で交配し、1988年に「東北144号」の系統名が付けられ、1991年に水稲農林314号として登録されました。
香りの強さはみやかおりと同程度で、ふつうの米に混ぜて炊飯します。
麝香(じゃこう)米(日本) 麝香米はあちこちで栽培されています。味については香りが強く混ぜて炊飯する米であるようです。
ただ、正確な資料が少なく、香り米全般を麝香米と指して言うこともあり、本来の麝香米はどのようなものかは分かりません。
農林1号からの登録品種からの来歴はなく、在来種と考えられます。イネの系統保存をしている九州大学のRiceDatebaseによると1716年(享保元年)頃に山形県小出地方に記載があるとされていることから山形県の在来種であり、東北地方〜九州地方と広い範囲で栽培できる稲のようです。うるち米、もち米ともに資料があり本当のところはどれが麝香米を指すのか良く分かりません。
サリークイーン(日本) 新形質米で高級品種「バスマティ370」を片親とする改良品種で、農研センターで育成されています。
バスマティーと同じような特性のお米でインディカうるち米の香り米です。
混ぜないでそのまま炊いて食べる事が出来ます。
リンクス小林(日本) 新形質米で民間企業(某ビールメーカー)が改良した品種です。出願時の名称は「KRN3501」でした。台湾の香り米RINX89からの差異選抜を施しています。インディカのうるち米の香り米です。食べたことも見たこともありません。'91年頃にこのメーカーが販売していたインディカは香ばしい香りの良いお米でした。
その他(日本の香り米) 北国・岩賀・プリンセスサリーなどがあります。
その他(日本以外の香り米)
くわしくはこの文字を
クリックしてください

日本以外の香り米ページ
タイ:ジャスミンライス(カオホンマリやRE-15)は、混ぜないでご飯で食べれます。
インド、パキスタン:バスマティーは、混ぜないでごはんで食べれます(香りは他の米よりかなり少ないです)
ベトナム、バングラディシュ:カリジラは、混ぜないでごはんで食べれます。
アメリカ:ジャスマティは、アメリカ産のジャスミンライス(断言すると問題になる)のようなお米です。
中国:緑色のジャポニカ香り米は少しだけ混ぜて炊飯します。他の香り米とは全く違う独特の香りです。
中国:秦国香はインディカ米の香り米で、そのまま炊飯して食べられます。
東南アジア一帯:インディカの香り米が生産されています。

「ジャスミンライスはタイで生産された香り米です。」
表紙に戻るにはこの文字をクリックしてください
インデックス 米俵サイト 輸入米サイト 古代米サイト
copyright(c) nisira.com all rights reserved