世界市場における日本市場  その役割
世界の米輸出国は、ウルグアイラウンド以降、日本の米市場の開放を待ち望んでいた。
他の米の輸入国に比べ、日本の米価が極めて高いこと、米を主食とし消費量が安定していることが、輸出国には魅力だったのである。
日本の国際的な立場からも、全面的に輸入禁止は困難であり、輸入規制緩和は、日本農業の脅威であることは間違いない。国際社会(輸出国)に対して自国での自給を確保することが「農業」に求められる条件である。
しかし、主要な米輸出国の米不足・穀物不足を背景に日本の「米輸入義務」は不自然な義務となっている。

 日本の輸入が活発化することは、別の見方もできる。
 米の世界在庫が減少し続けているなかで、日本がカンボジアや北朝鮮などに、日本が輸入した米を援助していることは興味深く、世界の米在庫を人口爆発で今後も需要比率が高まる中国に頼っているばかりでなく、日本の輸入による世界在庫、もしくは、緊急支援用在庫の増加は、国際相場の安定、ひいては、米の輸入国の経済安定に大きく貢献できるように考える。

 94年の緊急輸入の際には、過去に例のないほど、米の相場は高騰した。米に限らず、食料の多くを輸入に依存している日本は、その市場が国際相場に、輸出国の経済に直結している。
日本の食糧事情の安定は、国際的にみても大変、重要なのである。
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